tomyamaのブログ

日記・雑記。

PINLOCKを取り外すとできるピン穴を塞ぐ

バイクのヘルメットのシールドには、裏面にPINLOCKシートというのが張り付けられていて、シールドとPINLOCKシートの間に空気の層を作ることで、冬場の結露を防止しています。

大抵のヘルメットメーカーが、このPINLOCKシートに対応していて、自分の使っているSHOEI製のヘルメットにも標準で付属してきます。

 

ただ、PINLOCKシートは薄い樹脂シート(約0.8mm)なので、1年使うと表面が風化して、視界が悪くなってきます。見えなくなる訳ではなく、光が乱反射して気が散ってしまうのです。軽くイライラします。

今の時期は結露しないので、PINLOCKシートは何の効力も発揮しません。そこで、シートを外してみたところ、非常に良好な視界になりました。

しかし、PINLOCKを固定していたピンの穴(直径約5.5mm)に走行風が吹き込み、風切り音が鳴るようになってしまいました。走り始めの極低速から音が鳴ります。「ブォー」という低音で、大袈裟に表現すると笛のようです。

 

PINLOCKシートを外すことで、「光の乱反射」は無くなりましたが、新たに「風切り音」が発生。「光の乱反射」と「風切り音」、気が散る度合いで比較すると良い勝負です。いや、風切り音の方が若干キツイかもしれない。

 

そこで、PINLOCKのピン用の2つの穴を塞ぐべく、「栓」を3Dプリンターで作成してみました。

ちなみに、風切り音を消す為に一番効果的な方法は、「セロテープで塞ぐ」だと思います。が、あえてわざわざ作成してみました。

 

PINLOCK, DRY LENS 用の穴を塞ぐ栓

 

ネジ無しで実現したかったのですが、自分の使っている安物プリンターだと細かい造形がうまく印刷できず、仕方なくタッピングビスで留めるようにしました。

実際に走行してみたところ、狙い通りに風切り音は発生しなくなりました。

 

3DプリンターSTLデータは、下記の場所に置いています。

www.thingiverse.com