何がきっかけだったかは忘れてしまったのですが、VMwarePlayerの仮想ネットワークデバイス(VMnet0, VMnet1, VMnet8)が消えている事に気が付きました。
今にして思えばですが。2022年9月5日に『VMware Workstation 16 PlayerでCentOS Stream 9が起動できなくなった』という記事を書いたのですが、多分トラブルのきっかけは今回の件と同じです。9月25日の記事も同じかも⇒『「Windows 10」を起動したらキーボードが使えなくなっていた』
それはともかく、とりあえず復旧に向けていろいろ対応。
↓この辺りの記事を読みながら、VMnetN を再作成できないか試してみたのですがうまくいかず。
VMwarePlayerを再インストールして対応
結局、VMwarePlayer 16のセットアップファイルをダウンロードして、再インストールして復旧しました。(インストーラー的にはアップグレードと表記されていましたが、同じバージョンの上書きインストールです)
再起動後、VMnet1, VMnet8 が作成されている事を確認。(VMnet0 は作成されず。でも前から無かったのかも?昔はあったと思うのだけれども、最近のバージョンで未確認なので正しい状態が判らない…)
サービスを確認すると、「VMware DHCP Service」が起動できていない状態。これは再インストールする前と同じ状態。つまり、再インストールでは復旧できなかった。
ネットでググりながらチェックしていくと下記ファイルを修正する事で、「VMware DHCP Service」を起動できるようになりました。
修正したファイル
- C:\ProgramData\VMware\vmnetdhcp.conf
修正した行(赤字)
…(省略)…
# Virtual ethernet segment 8
# Added at 10/16/22 22:12:51
subnet 192.168.174.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.174.129 192.168.174.254; # default allows up to 125 VM's
option broadcast-address 192.168.174.255;
option domain-name-servers 192.168.174.3;
option domain-name "localdomain";
option netbios-name-servers 192.168.174.3;
option routers 192.168.174.3;
default-lease-time 1800;
max-lease-time 7200;
}…(省略)…
subnet行の変更前の値は 1 です。
range行の変更前の値は 255 です。
理解して変更した訳ではないので、subnet行はいじらなくても良かったのかも。0でも1でも意味は変わらないと思われます。ただ、range行の 255 はおかしいと思うので、ここは変更して正解か??面倒くさいので未確認、動いたから良しとしています。
更に、黄色字で記載されている時間は、再インストール時の時間なのですが、機械的にAddしてくれた設定なのに何故動かない??謎が過ぎます。
とりあえず、 上記修正を行う事で「VMware DHCP Service」が起動できるようになり、NAT接続(VMnet8を使用)でIPも取れる事を確認できました。
VMware のサービス
『VMware Workstation 16 Player』のVersion 16.2.4 では、以下のサービスが動いています。
他にも在りそうですが、とりあえず判り易い名前(VMware〇〇)のサービスだけでもメモとして書き残しておきます。
変更していたvmxファイルの vmci0 を元に戻す
そして、9月5日に対応したゲストOSの設定ファイル(*.vmx)の変更も元に戻して、起動できる事を確認。
- vmci0.present = “FALSE” を vmci0.present = “TRUE” に戻した
これでVMwarePlayerで把握できている問題は全て修正できました。(と思います。)
以下はメモです。
VMwarePlayerがおかしくなりはじめたと思われるきっかけ
- 7月にアップデータがリリースされているので、この時のインストールがうまくいっていなかった?のかも?
過去に調べたVMnetNの役割(今でも変わっていないと思う)
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│ ┏━━━━━━━┓┏━━━━━━━┓┏━━━━━━━┓│
│VMware ┃ Guest OS ┃┃ Guest OS ┃┃ Guest OS ┃│
│Architecture┃ ┃┃ ┃┃ ┃│
│ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃│
│ ┗━━━┳━━━┛┗━━━┳━━━┛┗━━━┳━━━┛│
│┌─────────╂────────╂────────╂───┐│
││Virtualization ┃ ┃ ┃ ││
││Network ┏━━┻━━┓ ┏━━┻━━┓ ┏━━┻━━┓││
││Layer ┃ VMnet0 ┃ ┃ VMnet8 ┃ ┃ VMnet1 ┃││
││ ┃ ┃ ┃(NAT ┃ ┃(HostOnly ┃││
││ ┃ (Bridge) ┃ ┃ Router)┃ ┃ Switch)┃││
││ ┗━━┳━━┛ ┗━━┳━━┛ ┗━━┳━━┛││
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┃ ┃ Host OS ┃ ┃ Virtual ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ NIC ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┗━━━━━┛ ┃
┃ ┃ ┃ ┃
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│ ┃ Physical ┃ │
│ ┃ NIC ┃ │
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