tomyamaのブログ

日記・雑記。

PINLOCKシートを自作

バイクのヘルメットのPINLOCKシートを自作してみました。

 

以前の記事でも書いたのですが、PINLOCKシートは1年くらい使うと視界が悪くなってきます。しかも1枚3,000円もします。ただの樹脂製のシートなのに、この値段です。消耗品なのは仕方がないと思うのだけど、あんな薄い単なるシート状の物が3,000円もする理由が判りません。ちなみにSHOEIのホームページを見ると、PINLOCKシートは「DRYLENS」という商品に置き換えられています。これは商品を共通化して品目数を減らす事が目的のようです。価格は変わらず、品質も同等とのことです。したがって、この商品変更によるユーザーのメリットは有りません。相変わらず、高い・脆いということなのでしょう。

 

PINLOCKシートについて、その効果は絶大だと思っています。もはや、冬場にこれ無しは考えられません。であるとしても、この値段は高過ぎると思います。毎年、お布施のように払い続けるのがとてもイヤです。

 

とりあえず、防露シートを自作してみて、使用感を確かめてみることにしました。

材料は100円ショップで調達。

かかった材料費は200円でした。

 

まずは、材料その1。

材料1: 透明な下敷き(A4サイズ)

 

型紙はホンモノのPINLOCKシートから取りました。

 

続けて、材料その2。

 

材料2: 紐状のヘアゴ

 

材料は以上です。ダイソーで購入したので、2点で200円。

用途は以下の通りです。

  1. 透明な下敷き(A4サイズ) ⇒ PINLOCKシートの代わり
  2. 紐状のヘアゴム ⇒ シリコンパッキンの代わり

 

下敷きは、完全な透明ではありません。でも、全然問題無いレベルです。世の中には好んでスモーク等の色付きシールドを選択する人が居ますので、それに比べれば遥かに透明です。

 

パッキンを貼り付けます。貼り付ける面の裏側に青色の線を描いておいたので、それを目印に張り付けていきます。この目印の線は、後で消せるように、必ず裏側に描くこと。接着剤は、パワーテックの保護コート剤を使いました。爪楊枝を使ってゴムに塗り、少し乾かしてから貼り付けます。

 

パッキンを貼り付けていく

貼り付け後、乾くまでは、均等な力で軽く抑えるように、雑誌などを上に載せておく。

 

パッキンを接着できたら、次の工程です。

ドリルでシート両端の固定用の穴を開けます。開けた後はやすりがけでバリを除去。

 

固定用の穴を開ける

 

パッキンの位置確認用に書いた青い線はもう不要なので、この後、パーツクリーナーで消しました。

 

これで完成です。

 

完成

 

ゴムの色は透明が良かったのですが、そんなものは見つからず、クリーム色にしました。黒色のゴムは入手し易いのだけれども、ヘルメットを被って肌色が後ろにあると目立ちそうなので避けました。どうせ目立つなら、黄色とか赤色とか思い切り目立つ色にした方が面白いかもしれません。が、そういう色の素材を探すのも大変なので、今回はこれでいいかなと思っています。

 

ちなみにパッキンとして使用したゴムの長さは 655mm です。

パッキンの厚さが、本物(PINLOCKシートのシリコンパッキン)よりも厚くなってしまったので、シールドの開閉が困難になりました。この問題はシールドの取り付けベースのビスを緩めて、ベースの位置を調整することで対応できます。

 

既に何日か使用しているのですが、防露の効果は今のところ良く判りません。本格的な冬にならないと判断できないかなと思っています。